テレワークで増えている健康リスクとは

テレワークをはじめてから、腰や肩の痛みに悩まれる方が増えています。この痛みは何からきているのでしょうか?

痛みの原因は座りすぎ

腰や肩が痛む原因は、テレワークで座っている時間がとても長くなったことだと思われます。

日常生活は、「立つ・座る・横になる」の3つの動作です。その中の座るに比重を置き過ぎているということです。

また座り方も大切で、特に丸めて猫背で座ってしまっているのは注意です。

丸めて猫背で座っていると、背骨の正常な形が崩れて腰に負担がかかります。それだけでなく、次第に背骨の小さな骨が傾き、動きづらくなり、そして動かなくなってしまうのです。ですので正しい姿勢で座るのも大切です。

お尻の下に手を入れると、左右に硬い丸い骨がふたつあります。それが座骨です。正しい姿勢は、椅子に深く座って、椅子の座面に座骨を垂直に突き刺すイメージ。それで、背骨をまっすぐに保ち続けることができます。

パソコンの位置を見直せば楽になる?

テレワークの場合はパソコンのセッティングも重要です。目線の高さにモニターの中心を設置してください。そうすれば首と背筋が伸びます。

もうひとつ大事なのは、マウスとキーボードの位置です。できるだけ手前に置いてください。肘が肩の真下にきて、自然と胸が開きます。キーボードなどが中央から奥にあると前かがみになり、肩や腰の痛みが出てしまいます。

立つ時間を増やすことも大事

人類は、700万年もの長い時間を立って歩いていました。だから、体の構造は歩くように設計されていて、座ることにあまり向いていません。座りすぎることは体に負担が大きく、疲れや不調の元です。だから、立つ時間を増やした方が良いです。理想は、「立つ・座る・横になる」がそれぞれ8時間ずつと言われてます。

今は「スタンディングデスク」のように高さ調節ができて立った状態で使うこともできる机もありますので上手く取り入れても良いのではないでしょうか?

正しい姿勢で予防しましょう!

すでに腰痛や肩こりは、日本の国民病です。テレワークなどにより座る時間が増えることにより、さらに悪化することが考えられます。

人生100年時代を健康に生きていくためにも、正しい姿勢で座り、立つ時間を増やして健康的にテレワークや仕事を頑張っていきましょう。